長野移住計画
どうも、まさです。
長野に移住することを考えています。
と言うか、移住します。
生まれも育ちも神奈川県、現在47歳。
昨年まで会社を経営していました。
スタッフは15名ほどの小さい会社。
1999年に父親がやっていた会社を引き継いで試行錯誤しながらやってきましたが、会社経営も苦しくなり、「本社」と呼ばれる取引会社とのやり取りに疲れ、疑問を感じ、精神的疲労の上、体調不良にも陥り、スタッフにもちゃんとした労働環境を作ってあげることが困難となり、申し訳ないという気持ちに押しつぶされそうにもなる中、会社を閉じました。
どのような仕事をしていたのか?と言うのはその業界内でもまだがんばっていらっしゃる方たちもいらっしゃるのであえて伏せます。
実際本当に現在もがんばっている仲間もいるので単純に僕ができていなかったという話もありますが、労働環境に作るのにお金を回せない、回していない。そんな状態の業界に疑問を感じ、資金、心身共にパンクしました。
もちろん家族、嫁のご両親、そして親戚にも本当に情けなくて申し訳ない気持ちで押しつぶされそうになりました。
そんな中、嫁の一言が押しつぶされそうになっている僕を救ってくれました。
「パパの体調が良くなるんだったらいいんじゃない?」
きっとこれからどうなるんだろう?という不安もあるにもかかわらずかけてくれた一言。きっと僕は泣いていた思います。
正直疲れました。回るはずも無い資金繰り。その中での労働環境づくり。スタッフの生活。自分の生活以外に考えることが多くて。
経営者なんだから当然と言われてしまえばそれまでなんですが。
どちらにしても生活環境を変える必要が出てきました。もう経営者では無いのだから。
嫁と相談をしていくうちに「長野県に引っ越す」と言う話が浮上してきました。
僕はずっと都会育ちのもやしっこだったのですが、田舎暮らしにはあこがれていました。
嫁と結婚するまでは長野に行ったことなんてほぼ無いに等しかったのですが、お義父さんが長野に住んでいて年に何度か遊びに行っていました。
都会のもやしっこの僕は最初のうちは「せっかく長野に来たのだから観光しよう」と考えてばかりでお義父さんの家にじっとしていることがもったいなくてもったいなくて。
ですが、そのうちだんだん(色々な意味で)長野の空気にも慣れ、「何もしないことの魅力」を知りました。
そう考えていくうちに長野にとても魅力を感じるようになってきました。
もちろん長野は何もしなくて良い、と言う意味ではありませんよ。
僕は個人経営をしてきた父親の元に生まれ、小学校からずっと父親の後を継ぐことを考え、時には父親に「この業界は大変になるから継がないほうがいい」と言われながらも「絶対に家業を継ぐ」と心に秘めながら育ってきました。
20年ほど前に父が他界して、仕事を継ぐことになりました。それまでは「違う仕事もして来い」と言われ違う業界にも行き、その後、修行として父親と同じ業界に入り勉強してきました。そして僕自身が経営者になっておよそ20年間が終わりました。
ここでまた嫁から心に刺さる一言が。
「はじめてパパの自分の意思でゼロから始められるね?」
そうなんです。
小中高と公立学校。専門学校は自分で選びましたが、初めての就職も「他の業界行って来い」と言われ行った業界。その後この業界に入って修行。そして父親の跡継ぎ。自分の意思で進んできたと思っていたけれど振り返ると父親、そして母親が辿ってきた、作り上げてきたレールに乗っかってきただけ。他業界に行ったときも親がポイントを切り替えてくれただけ。
ですが今回は初めて自分でポイントを作ってその先のレールを作っていくことになります。
だいぶ嫁の力を借りてはいますが。
だからと言って親が作ってきたレールを否定するつもりは全くありません。
なので違うレールを進むと言う表現はしません。
ただ、胸を張って自慢できるようなポイント切り替えではないのが本当に悔しくて申し訳ない。今回決めた「長野移住」も逃げたような、ドロップアウトしたような。そんな気持ちがよぎってしまいます。
だけど
そんな気持ちのままでは何事もうまく行かない。
この道を選んだからにはしっかりしないといけない。
「ちゃんと考えてるの?」
「奥さんと子供のこと考えてるの?」
周りからよく言われます。それはそうです。無職の状態で長野に移住しようとしているのですから。
考えたからこそ、父親が築いてきた会社を閉じたんです。あのまま続けていたらもっと迷惑をかけていたと思います。
「じゃあ、これからは?」
考えています。けれどまだ答えは出せていません。
今、インターネットなどを利用して色々調べたり、実際に行って調べている状態です。
長野県はいま移住者に関する取り組みが盛んで、僕みたいな移住希望者には大変助けになります。
楽園信州
GINZA長野
地域おこし協力隊
楽ちの
先日、茅野市役所内にある移住支援課の方とお話しする機会がありました。
とても熱心にいろいろ説明してくださいました。今後の不安を取り除いてくれるかのように。
ハローワークはもちろんのこと、市と提携している人材派遣会社もあるそうで、紹介などもきちんとやっていただけるそうなんです。
地方に移住した方のイメージって、
美味しい野菜があるからそこでレストランをやる。
水が美味しいからパンを作りたい。
なんていったものもありますが、僕の場合「もやしっこ」なので特にこれといった人様にお披露目できるような特技も志もありません。
なのでこういった取り組みを最大限に活用させて頂きたいと思います。
そういった模様もこのブログにアップして自己啓発と共にどなたか一人にでも参考になれば良いかな?と思っています。
「移住」と言うワードで検索してみると
「田舎に住みたいってだけで移住できるほど甘くない」
と言うのをよく目にします。
田舎に住みたいってだけに見えるけどそれだけじゃないし、簡単だなんて少しも思っていないし楽ができるとも思っていません。
でも正直「疲れた」と言うのが本音です。
一日も早く「結果」を出して、嫁と娘、そして周りの人を安心させてあげたいです。